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ちょっとちが~う [小笠原]

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ダイビングをはじめたころは正直いって潜ることに一生懸命で何かを見る余裕はありませんでした。
本数を重ねるごとに少しづつ余裕もでてきて生物をじっくり見たり、カメラをはじめてみたりとダイビングを楽しむ幅を
広げてきました。
そんなとき、いかに生物に近寄れるかを試すのに格好の標的だったのがハゼの仲間だったりします。
引っ込ませないようにいかに写真を撮るか、この間合いを計るドキドキ感がたまりません^^
今回もそんな子達に会えたので紹介します。


∵ モリシタダテハゼ

お世話になったお店のオーナーの名前がついたダテハゼです。
比較的深い深度に生息するダテハゼの仲間で、今のところ小笠原、柏島?、鹿児島の硫黄島で見られるようです。
特徴として目立つところは青と黄色のグラデがキレイな胸鰭と腹鰭でしょうか。
少し珍しいダテハゼだと思いますので、多く写真を載せたいと思います^^

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しっぽの先っちょが切れてしまってますが、全身の写真を。



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なかなかいいお顔してます^^



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頭の模様ものぞいてみたくなったので上から^^ まだ黒々してますね(笑)



∵ シコンハタタテハゼ (ヘルフリッチ)

同じ生き物でも地域によって生息域が異なる場合があるのですが、小笠原に住むこの種類は20m前半台でよく観察
されているようです。
私のイメージだと ヘルフリッチ=深いとこのハタタテハゼ だったのですが、小笠原では通常見られる深度よりも
20mも浅く観察できるので思う存分観察することができました^^
また、通常であればヘルフリッチよりも浅い深度もしくはトントンの深度位に住んでいるアケボノハゼが、
ここではヘルフリッチより深いところに住んでいるそうです。

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背びれをピコンピコンとさせてこちらを警戒中(`・ω・´)



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色鮮やかな紫色のボディに反対色の黄色が映えますね^^




∵ ダテハゼ属の1種3 ? WEB図鑑でみると1種11のが近いんですけど。。。

案内されなければ確実に見逃してしまっていた子^^;
ハゼ図鑑にダテハゼsp.1-3として紹介されているようですが図鑑ないので確認できず^^;
どなたか親切な方1-3でいいかお知らせください(ノ´∀`*)
特徴は胸鰭に入る一本の赤いラインのようです。

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あまりキラキラ感はない地味なハゼですが、胸鰭はなかなかキレイです^^



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とりあえずにょろっとした姿もね^^



お次はハゼではないのですが気になった子たちを。
やはり日本国内では小笠原以外では珍しい部類に入る子達です。


∵ スミツキソメワケベラ

いつも目にしているホンソメワケベラとは違い赤いグラデがキレイなソメワケベラでした^^
ソメワケベラの仲間はクリーナーフィッシュとも言われ、魚の体についた寄生虫や古い皮膚をついばんできれいに
することで有名です。

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胸鰭の付け根にある黒い斑紋がスミツキといわれる所以です。



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赤いグラデもいいのですが、尻尾の紫色の縁取りもGOODです^^




∵ シシマイギンポ

こちらも今のところ小笠原からのみ報告のある子です。
正式和名も去年末についたばかりのニューフェイス^^
スノーケルでも案内できるとこいるので小笠原にいらした際にはぜひぜひご指名お願いしま~す♡


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わかりづらいのですが、目と口の間にわっさーたてがみが密集しています。
これがシシマイの由来かな??



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とてもちっちゃいシシマイ君^^ 顔の直径は5mmあるかないかです。



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いつでも笑顔のシシマイ君ヽ(´ー`)ノ
でもね、このときは波打ち際にいたもんだからすっごく撮りづらかったよ(;´Д`)




∵ チンヨウジsp.

こちらもまだ名前のない子でとても小さなヨウジウオの仲間。
普通のチンヨウジとは違ってかなーり小さく、背中に白い点々はありません。
アザミサンゴの間をニョロニョロと動きまわるので、この子のおかげで確実に眉間の皺が深くなった気がします。。。
体長5センチあるかないかで、爪楊枝がサンゴの間でクネクネしているのを想像してもらえればいいかな? 

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張り付いて撮ったかいあってなんとか顔を(*´д`*)ハァハァ
150mmレンズって最短が長いからこういうとき厄介です><


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がんばったのでもう1枚貼り付けてみる(・∀・)
沖縄方面でも最近はよく見つかっているようですね^^




そうそう、今回2年半ぶりにおじじもダイビングしたんですが、1本目のとき案の定沈むことができずにもがくこと数分。
陸上でちゃんと確認してあったタンクの残圧は200(もちろん14リットル)、着底してなんとか落ち着いた頃には
なんと150になってたそうですww (ちなみに水深5m)
いったい俺の空気はいつの間にどこにいってしまったんだヽ(`Д´)ノ と嘆いておりましたww

タグ:小笠原
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タイムリー [小笠原]

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現在テレビで「ザ!鉄腕!DASH!!」の「ソーラーカーだん吉号」が小笠原での一筆書きの様子を放映していますね。
前回2回の放送が父島編で次回は母島編とのこと、小笠原は全3回で完結でしょうか。

実は2回目におじじと小笠原に行ったときに、その取材で城島くんと山口くんが小笠原に来ていたようです。
行きも帰りも同じ船だったのですが、行きのときにはまったく気がつかず島に降り立ってからお店の方に聞かされました。
おが丸(おがさわら丸)内では城島くんは船酔いでグロッキーで部屋にひきこもり、山口くんは元気で一人で
船内をウロウロしていたようなんですが、残念ながら私はその姿を目撃することはなかったです(´ε` )

でも帰りのときはちょっとだけミーハー心をだしてw

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2月普通だったらこんなにお見送りの人多くないらしいです(笑)
なにやらカーテンで目隠しされたワゴンが・・・。



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やっぱり出てきましたw
ビミョーにだれだかわかりませんがw


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頭にハイビスカスの冠をのせて城島くんが船から手を振ってるのわかるかな?



そして小笠原名物のお見送り風景^^

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お正月の時よりお見送りする船が多いぞ(笑)



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最後にお世話になったウラシマンのオトヒメ号がおが丸に横付けして、ガイドのあつしさん「またきてくださ~~い!」と叫んで海にドボン!
もちろん、私たちも「またきま~~す!!」と返事を返しました^^



さて、小笠原というとホエールウォッチングやドルフィンスイムが有名ですが、
冬から春にかけてザトウクジラが繁殖に訪れるので、ダイビングの合間や帰りがけにホエールウォッチングを楽しませてもらえます。
トンガとは違い一緒に泳ぐことはままなりませんが、船の上から観察することは可能です。


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コンデジで撮りましたが、シャッターラグがきついですね。
陸用に望遠レンズ装備のデジイチがほしくなります(´∇`)



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クジラ待ちの風景。
ガイドのあつしさんが望遠レンズで構えてます(`・ω・´) シャキーン



でも、運がいいとダイビング中にクジラに会えちゃいます^^
母島のようにクジラ待ちをするポイントは存在しないので運だけが頼りなのですが、今回は運よくダイビング中にクジラを見ることができました^^
ブルーウォーターでの減圧中、ふと今までいた根の方をみると白い胸鰭が見え、思わず「クジラーーーーッ!!」と叫んでおりました(ノ´∀`*)
その時は残念ながらみんな気がつかず自分だけしか見てなかったのですが、その後周りをキョロキョロしていると
今度は真下に2頭のクジラが現れ泳ぎ去っていくのが見えました。このときはみんな見ることができてよかった~^^
ブルーウォーターでの減圧はヒマな場合が多いのですが、小笠原だと息が抜けませんね!
で、肝心の写真はというと・・・そんなときに限ってみんなマクロ装備の一眼だったり・・・あ~~しょっぱいっ><


その代わりといってはなんですが、私が帰った日に船を出したらこんな風にダイビング中に親子クジラがゆっくり横切って行ったようです。

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©ウラシマン
う・・・うらやまし~~~っ!!!



で、その時おじさんばかりで見たからさしずめこんな感じ?と言って、こんなものも作ってメールで送ってきました。

occhanz.jpg
©ウラシマン
その名も 「オッチャンズ」

・・・・・・・・・。
森下さん・・・さすがです。オチャメすぎます。
ムンクさんといい、これといい・・・惚れ死にしそうです(笑)



そして、この時はマンタスイムもダイビング帰りにすることができました。
二見港湾内にプランクトンがたくさんわく時期があるようで、その時期になると水面付近でマンタの捕食行動が見られます。
写真は・・・ゲフッ
同じ場所で先に下の子を見つけ写真を撮り終わったあとなぜだか故障してしまい、肝心のマンタスイム写真は撮れませんでした(涙)

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水面付近をふよふよ泳いでいたコハンマー。1mちょっとくらいでしょうか?



ダイビングしている最中も上がってからもなにかと目が離せない小笠原の海。
マクロも大物も好きな私は大変落ち着きません(笑)
だって何かを熱中して撮っている間にクジラがす~っと後ろを通っていってるかもしれませんし、お昼ごはん中も沖のほうでクジラがおっかけっこしだすし^^

まだまだやり残したこともあるし、魅力たっぷりの小笠原にすっかりハマってしまいました♪

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また会えたね [小笠原]

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小笠原には固有種が多いと書きましたが、海の中でその象徴ともいえるのがこの子。
ヤッコの仲間で ミズタマヤッコ といいます。
最近大人はあまり見かけないんだよね~とのことでしたが、かわいい盛りの子はキープしてるよ~とのこと、
早速そのポイントへ。
このポイントは多分そこのショップでしか使ってないと思うのですが、スーパーミラクルハァハァスポットでして(笑)
ミズタマはもちろん深場のヤッコ系、ニラミ、バラナガなどのハナダイ、極めつけはモリシタダテハゼまでいる、
いくら減圧だしても潜り足りないポイントなのです。
個人的には一番熱かったポイントでしょうか。体には悪そうですが^^;
なのでここを潜るときは初めからデカタンを用意し、減圧ははじめから出すつもりで潜る心構えが必要です。

さて、それではお魚の紹介と参りましょう~♪



∵ ミズタマヤッコyg

TOPに登場した子です。
大人になるとシッポにミズタマ模様が
お正月にいったときも2月に行ったときも同じところに住んでいました^^
子供の時期はミズタマというよりキリン模様かな?

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お正月に撮りました。まだまだ幼魚ですって雰囲気です^^



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お兄ちゃん向けサービスカット(笑)
ヤッコは後ろ姿がエロいんでしたっけね^^



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こちらは2月に行ったときに撮った同じ子。
大きく育ちましたでしょ~♪
このままどんどん立派に大きく育ってミズタマしっぽを見せてくれる♂になってほしいものです^^





∵ トサヤッコ × ヤイトヤッコ のハイブリッド

いわゆる雑種というヤツなんですが、ハイブリッドというとカコイイ(・∀・)ですね。
ヤッコの仲間は比較的交雑がおきやすいようです^^

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ヤイトとトサのいいとこどり♪



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なぜか知りませんが興味津々でこちらに向かってきます。近すぎる~~と嬉しい悲鳴です^^
かわええ顔してますでしょ♡




∵ トサヤッコ

深場のヤッコ類は♂と♀で体の模様が違うのが特徴です。
トサヤッコさんも♂のがハデハデですね^^

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大きなヤッコなので顔だけですが^^; こちらは♂です。



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こちらがトサヤッコの♀です。 黄色い背中がキレイなんですよ^^




∵ ヤイトヤッコ

せっかくハイブリッドを紹介しているのですが、なぜか小笠原ではヤイトを撮ってきていません^^;
沖縄で撮ったものですが比較のために写真を載せておきますね。

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この子は♂です。やっぱり♀に比べるとハデハデ^^




∵ ヒレナガヤッコ

一見地味なんですがメタリック感が美しいヤッコです^^
個人的にはタテジマより好きかな?


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流線型のボディに黒い縁取りがなんだかCool! この子は♀ですね^^



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ヒレナガヤッコyg
サンゴの下からお子様がのぞいていました^^ 
ブルーに光り輝く姿に思わずウットリ~♡




∵ メガネヤッコ

ミクロネシアやフィリピンを潜るダイバーでは比較的よく目にしますが、日本海域だと小笠原で主に見られ、
沖縄では稀にしか見られないヤッコだそうです。
沖縄にも良く似た子がいますがそれはヘラルドコガネヤッコといってボクサーに顔面パンチ食らったように目の周りに
ぼや~っとした痣がある子です(笑)

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∵ ユウゼン

忘れちゃならないのがユウゼンさん。
日本固有種の地味なヤッコですが味があって好きなヤッコさんです^^
八丈にもたくさんいるようですが、小笠原にもたくさんいるようで八丈みたいに繁殖期にはダマになるそうです。

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今回感じたのはヤッコ類がたくさんいたな~って。サンゴがまだ生き生きしてるって証拠かな?
このほかにもレンテンは普通種で(いすぎるとかえって撮らなくなっちゃう^^;) 
八丈の海にいるようなヤッコが多いです。
でもガイドさんたちが一番興奮していたのはナメラヤッコ。どうやら小笠原では稀種だったようです。

残念だったのはチビチビのレンテンヤッコygをうまく撮れなかったこと。
断崖絶壁の枝サンゴに着くことが多いようで、かなりハードル高い被写体ですね^^;


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最後はタテキンygで^^

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